【血管肉腫】岐阜大学動物病院46回目の通院┃機嫌が良いと愛嬌を振りまくる

カウンター越しのご挨拶

ララのご機嫌が良いとカウンター越しにスタッフさんへ挨拶してます。

尻尾は高速ブンブンしてました

腹部エコー検査を見る

肝臓腫瘍を先週と比較する25.7mm ⇒ 26.3mm大きさは、あまり変化なし。

新しい肝臓と腎臓の腫瘍は、ガスが多かったのか？見えなかった。

新たな病変も見当たらなかった。

抗がん剤の治療方針

現在投与している、エピルビシン（抗がん剤）は全く効いてないわけではなさそう。

10～15％は原発が縮小していて新規病変に関しては新たに転移はしてなさそう。

減らしてでももう1回投与する価値がある。

次回、体調が安定していればエピルビシン（抗がん剤）を減らして投与する予定。

エピルビシンでこれだけの反応があれば単独で良いかと。

エピルビシンを減らし他の薬と混合させるにもコンビネーションがあり、骨髄抑制の問題もあるし、費用の問題もあり。

血液検査を見る

心嚢水なし。

白血球数は、8400/μlと安定しました。

ヘマトクリット値が低めなので貧血気味。

CRPは、6.7mg/dl ⇒ 1.4mg/dl と下がってきた。

なぜ感染症になったか？

エピルビシンの量は１回目、２回目も同じ容量だったのに何故？２回目は感染症になってしまったのか？

どんなタイミングでも感染症が起こる子はいる。

一番よくあるのは腸内のバランスが崩れる

白血球が下がったとき、感染は何処で起こるのか？

ヒトの場合だと、お腹の中の細菌（腸内細菌）から感染する。

口の中の細菌。常に細菌がいるような場所で通常だと問題はないが、

白血球が下がり過ぎたときに体の中で食い止めるものが居なくなり増殖してしまう。

でも、なかなか突き止めるに至らないのは現状。

でも、体調が戻ってくれて良かった。

発見が早かったのもあったし、土日を挟んでいたらもっと重症になっていたかもしれません。

早期治療が出来たことが何よりの救いでした。

診察室での会話のひとコマ

先生：最近、ちょっと心配なのは点滴のときに動くんですよ。

先生：以前は、犬舎の中で大人しくしていたのに最近、テンションが高くて結構動こうとするんですよ。点滴してるからズレてしまうのが心配です。

先生：ヒトでも、血管外漏出はゼロではないので・・・。なるべく動かないようにその間、付いているしかないんですけど。ホント難しくって・・・。

先生：いやいや・・・（苦笑）

先生：気がそれてくれるモノであれば、それでいいですけどね～。
　　　鎮静剤をかけないといけない程でもないですけど。

先生：以前は、伏せして微動だにしなかったので全然心配いらなかったのに。
　　　ちょっと慣れてきたのかもしれませんね。